杏子「忘れない」

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3 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/14(土) 21:08:11.00 ID:Uqq2kZP30 月が綺麗な夜だった。 丁寧に舗装された道を、一人の少女が歩いていた。 燃えるような深紅の髪を持つその少女の左腕には、林檎が沢山詰まった紙袋が抱えられている。 その中から一つ、少女は林檎を取り出し口元へと運ぶ。 「………………」 無言で咀嚼する少女。 彼女の足音だけが、こつこつと暗闇に響く。... [続きを読む]

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