「彼女の全身が石英で出来ていた事」

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1 : [sage][] 2015/02/20 00:01:06.58 ID:EfW8IvJ/0彼女は二酸化ケイ素の大きなカタマリだった。つま先から零れる砂は珪砂と呼ばれ、彼女の中でも特に透明な左胸は水晶、頬は希少なばら石英(ローズクォーツ)である。誰もが肘を机に預けて形態を弄る講義を、一番前で聞いていたのが印象に残っている。黒い髪の隙間から覗く病気の様な白い肌に一目惚れをする。食べ物はあまり食べたがらなかったが、水はよく飲んだ。好んでポカリス... [続きを読む]

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